我が家は2019年に新築に建替えました。このブログを書いているのが2023年ですので4年前になります。その時の奮闘記です。
2018年11月 上棟式
やっとここまで来ました!棟上げ式!
私のイメージでは、職人さんが梯子にに登って一芸を披露したり近所の人を集めてお披露目したり、そんな事を思っていたのですが。神輿会の頭や顧問に聞いたら「今はそんな事はやらないよ。そんな事をやったら大変でしょ」と言われました。
基礎の土台から一気に作り上げる棟上げは圧巻でした。何人もの大工さんが下から木材を積み上げる作業は、ずっと見ていられるものでした。カッコいい!その一言です。昔は大工さんが何人かで柱を一本ずつ組んでいましたが、今はクレーン車で一発です。数人の大工さんとクレーン操縦者さんが声を掛け合って、安全に手際よく進める姿は感動的でした。
余談ですが・・・木遣りについて
神輿や祭が好きな人は、木遣りを聴くと「神輿が上がるぞー!」と俄然やる気が出ると思うのですが・・・
以前 私が世話になっている神輿会の頭に、木遣りの話を聞いてみた事があります。
※大工さんの頭(あたま)は親方、鳶職さんの頭(あたま)は頭(かしら)とか親父(おやじ)と呼んでます。ここで言う頭は「カシラ」の方です。分かりにくくて すみません。
この木遣りは元々 大工さんが息を合わせる為の唄だったそうです。柱と柱を組む時や、同時に同じ力をかけて杭を打ち込む時など、お互いを見なくても大工さん同士で分かる様にする為の唄だった。と聞いた事があります。「今では木遣りはやらないけどな」と、少し寂しそうに頭が話してくれました。今では木遣りを唄える人は親方連中しかいませんもんね。
ついでに頭に聞いちゃいました。「なんで上棟式で屋根まで付けちゃうの?」と尋ねたら「だって雨が降ったら濡れちゃうじゃない」そんな理由なんだ。確かにそうだけど。
我が家の建前
とにかく驚いたのが木材の量でした。こんなに用意してくれたけど、そんなに広い家を建てる訳でもないのに、まさか発注ミス?ホントにこんな必要なの?と担当者さんに聞きいたら「全部 必要です」と、一言。多少予備もあるんでしょ?と再度確認したら「全部使います」と言われました。
終始「へぇ」と「すごーい」しか言ってませんでした。この日は仕事でしたが、スッタフに頼んで3時間程 店を抜けて来ました。何だか店に戻るのが嫌になって、ずっと見ていたい気分でした。
私のタイムリミットが近づいて来た頃に、安全と完成を祈願して塩とお酒を家の四隅に撒きます。迷信かもしれませんが、地鎮祭や上棟式は大工さんにとっても縁起担ぎ。安心して作業が出来るように行われているようです。私もお祭人間なので、そういった事は信じる方です。
早くも新築の木の香りが辺り一辺に漂ってきて、私の五感が喜んでいました。これだけで酒が呑める!そんな感じでした 笑
最後まで見届ける事は出来ませんでしたが、日が陰るまで職人さんが作業をして下さった様です。
これから約四ヶ月、大工さんが我が家を仕上げてくれます。日に日に出来上がる我が家を見るのも、注文住宅の醍醐味の一つ。完成したら見えない裏側をしっかり見て感動して行きたいと思います!
おまけ TOTOショールーム
2018年11月 TOTOのショールームに行きました。我が家の水回りの打ち合わせです。兄はどうしても仕事の関係で欠席、母と担当者さんと行ったのですが。家の内装を決めるより楽しかったです。シンクまわりのデザインや高さ、洗面台やお風呂とたくさんのサンプルが用意されていて、リアルなリカちゃんハウスの様な感じでした!
たぶん女性ならテンションMAXになる筈なのに、母は途中で飽きちゃって「早く決めなさい!何を選んでも一緒だよ」とグズりだす始末。そんな母は大のお風呂好き。入ったら1時間半はゆっくり楽しみたい人で、新築のお風呂にも拘りがあったようです。だからショールームでも風呂選びでたっぷり堪能したら後はどうでもいい雰囲気でした。
お風呂→シャワーブース→洗面台→シンク→トイレ
この順番で決めたのですが、蛇口やデザイン、色と、決める事が盛り沢山!じっくり考えていたら決まらないまま終わってしまうので、最初に見た印象で決めていきました。
最後にトイレのコーナーに来た時の事。
TOTO「何色がよろしいですか?」
私「え?白だけじゃないの?」
TOTO「色は3色 用意があります。」
母「私ピンク」
私「え?白じゃないの?」
ちなみに色は、白・ピンク・水色でした。
何だか色々ビックリしました。母がこんなにピンク好きだったとは。兄に話したら同じ様に驚いてました。まだまだ私の知らない母がいました。