さっちょんの部屋

坂東観音巡り⑤

樹齢700年 イチョウの木 正法寺

 

坂東三十三観音霊場の札所巡りをスタートしました。

坂東観音は関東各地に33カ所の霊場が点在していて、時期や順番は自由に選んで周れます。ネットや本を読んでみた結果、一番札所を発願として三十三番札所で結願しようと思いました。

今回の投稿は埼玉県 比企郡と東松山の計3カ所です。これで、神奈川・東京・埼玉とコンプリートです!

第9番 都幾山 慈光寺

1300年の歴史を持つ名刹。天武天皇(673年)の時代までさかのぼる由緒あるお寺です。慈光寺は、国宝や重要文化財も多く伝説も幾つかあるようです。比叡山より100年ほど前に開山されて、当時本堂のある山の上まで女性は登れなく、途中のお社で参拝をしたと言われているそうです。

場所は埼玉県比企郡ときがわ町に位置するお寺で、東武 武蔵嵐山駅から予約制のバスに乗ってお寺に行くつもりでしたが、電話をかけたら「おかけになった電話は現在使われておりません」と、不幸のアナウンスが・・・ネットで調べても今ひとつ分からず、結局JR線 明覚駅から90分歩きました!

旅の道中にはハプニングが付き物。このJR 八高線は1時間に1本の電車なので、乗り遅れると1時間待ちます。私は行きの電車で乗り継ぎに失敗して1時間待ちました。更に帰りに明覚駅に「ここから」という窓口を見つけて話を聞いてみたら「乗合バスで片道500円で乗れますよ」と・・・往復3時間歩いた後に知った衝撃!自分の思い込みから来た失敗の出来事に反省をしました。

身から出たサビと思えば腹も立たぬ 身から出たサビと思えど腹は立つ  相田みつを

山の桜がとても綺麗でした。満開を迎えて風が吹く度に桜吹雪が舞い、近くで鶯が「ホー ホケキョ♪」と鳴いていて、空気も美味い!最高のロケーションでお寺に向かいました。30種類の桜の木が植わっているそうで、歩かなきゃ気づかない事を考えれば「これは、これでお徳を頂けた」と思うことが出来ました。

他にも山にはたくさんの花も多く、4月下旬には開山堂の周り一体のジャガが花も見もののようです。

 

 

 

 

御朱印を頂きに寺務所に入ったら、本堂の方に促されました。寺宝の仏様に囲まれながら納経帳に筆を入れて頂き、お寺の歴史や仏様の話をして下さいました。とても気さくな女性が対応して下さり、話上手な方でついつい長居をしてしまいました。良き出逢いに感謝です。

伝説の多いお寺でも有名で、中でも夜になるとお寺を抜け出し田畑を荒らしてしまい吊るし上げられたと言われる「夜荒らしの名馬」を実際に見てパシャリ。本当かどうか?よりも本当に吊られてしまっている事にびっくりです。

 

 

 

 

お昼は山の中腹のベンチで桜を見ながらお弁当を頂きましたが、空気が美味しいせいかお米がいつもより美味しく感じました。自分で作った弁当の味ランキングで過去一でした!

第10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)

開山は奈良時代、建立し岩殿観音を祀ったのは平安時代と言われています。桓武天皇や源頼朝公も岩殿観音に深く感銘を受けて坂東札所十番となり、今日に続くとされている正法寺。樹齢700年のイチョウの木が有名なお寺です。

東松山市岩殿に位置し、東武 高坂駅よりバスで大東文化大学で下車。徒歩5分程の場所にお寺が見えてきます。この日は週末というのもあり、参拝されている方も多く感じました。もちろん檀家さんもいらっしゃると思いますが、私のように札所巡りに来ている方も多かったように感じます。

標高135mの物見山の山腹にありますが、表参道の階段を上りきると景観は見事なもので、少し足が竦むくらいでした。敷地には季節の木や塔などが綺麗に整備されていて気持ちの良いお寺でした。

本堂の裏の崖ぷちになっており、その迫力は写真で見るより圧巻でした。それだけ強い仏が宿っている山なんだと痛感しました。その崖には四国八十八箇所の石仏が並んでおり、同じくらいのご利益があるとされています。確かにご利益がありそうな厳かな雰囲気でした。

また本堂横にある大銀杏の木が生命を感じる存在感で、木の根が石を飲み込む様に地から浮き出ていて張り付いてます。この地で静かに長い時間生きていた証ですね。人間の私が小さく思えてきました。秋から冬の紅葉時は見ごたえのあるイチョウも見てみたいと思いました。

 

第11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)

源範頼や北条政子の縁のあるお手です。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも放送されましたが、比企地域では源頼朝を支えた比企一族がありました。当時この比企一体は繁栄しており、この安楽寺の周りも大変賑わっていたとされています。

埼玉県比企郡吉見町にある安楽寺には、東武東松山駅から川越観光バスの「久保田」で下車し徒歩30分程の場所に位置します。出園地帯に囲まれたのどかな風景を眺めながらお寺に向かいました。

範頼が建立したとされる三重塔はと大講堂は、松山城の落城の際にことごく消失したそうです。現在の三重塔は江戸時代に再建されたもので内部には釈迦如来尊像を安置しているようです。見た目とても大きくその存在感は目をみはるものがあり、県の有形文化財に指定されています。浅草寺や法隆寺の五重塔も大変綺麗で見事なものですが、それとは少し違い味がある、温かみのある三重塔でした。

 

 

お寺の敷地内には「吉見の大仏」で親しまれている如来像や弘法大師像が静かに私達を見守っておりました。本堂には観音さまが祀られていますが、御開帳は年に一度6月18日の午前2時から午後2時の12時間としており、厄除け朝観音とも呼ばれているそうです。もちろん訪れた日は扉は閉まっておりましたが、なぜか観音様の気配を感じる事が出来て温かい気持ちになりました。お参りを済ませても何となく離れがたい気持ちで一杯でした。

お堂の中を除くと立派な欄間がありますが、その彫刻が見事なものでした。中でも「野荒らしの虎」の彫り物がありますが、彫刻とは思えない躍動感!何でも欄間から抜け出して町に出て田畑を荒らし村人に右足を槍で刺され傷を負って本堂に帰って来たという伝説もあるそうです。

私が訪れた日は土曜日という事もあり、多くの方が参拝にみえてました。まだ続くコロナとの共存を少しでも易しくしたいと願う人達が多くいらっしゃるんですね。私もその一人ではありますが、一日でも多く穏やかな日を過ごしたいと願います。

 

最後に・・・

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回投稿したお寺は、決して交通の利便性の良い場所ではありませんでしたが、大変ホッコリ出来たお寺でした。季節で楽しむも良し、歴史や文化に触れるも良しで、寺巡り以上の楽しみを見つけた参拝でした。

別の観点からもう一つ。私個人の考えですが東京で生まれて育った私は、交通や生活の利便性で苦労した経験がありません。私にはその日常が「当たり前」になってしまっていますが、日本全体からすると私が「おかしい」のかもしれません。今の私は恵まれている事に感謝しなくてはいけないし、もしかすると何か私自身に欠けている物もあるんじゃないか?とも思いました。

別の世界をみて自分を知る事も大切な事なんだと身を持って体験しました。

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satchon
当ブログにご訪問頂きありがとうございます。 自由に生きたい!本気で切実に願うアラフィフオンナ(^‐^)vです。 25年間 大手飲食店で勤務してきた経験や、日常の些細な事を気ままに語る雑記ブログです。

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