おもしろ出来事

家造り① 決断の時

我が家は2019年に新築に建替えました。このブログを書いているのが2023年ですので4年前になります。その時の奮闘記です。

突然ですが皆さんは持ち家派?それとも賃貸派?

私は持ち家派です。この考えはもともと一軒家に住んだ事しか無いから持ち家派であって、マンション・アパートの良さを知らない というだけの話です。決して否定的な話ではありません。

人生の大仕事!

まさかの『思いつき』

我が家は父と兄が他界した後、ずっと母と2人で実家暮らしでした。もともと6人で生活していたので広い家です。私には他に2人の兄がいますが それぞれ一人暮らしをしていたので、母と2人では持て余す程の広さと古さでした。よく母は「私が死んだらこの家処分して、あんた達の好きにしなさい。それまではこの家の事に口を出さないで!」と言っていました。でも築60年の家は不便も多かったです。今は達者な母でも今後の事も考えると少し不安もありました。が、頑として譲らない母。それまで私は「なるようになるか」と、安易な考えでした。

本気で家の事を考えたのは、ある朝の母の一言「私が死んだら、ここ売っちゃうの?」でした。母にとって思入れのあるこの土地。自分が死んだらゼロになるのが寂しいのかな?と、そんな風に解釈出来るこの一言に、その日ずっと考えてひらめいた答えが建替えでした。でも本当に私の力で建替えが可能なの?と思い、めちゃくちゃ調べました。

『思いつき』から『本気』へ

まず手始めに、建替えの経験者に話を聞きました。費用や時間、ハウスメーカーの選び方、何に苦労したか?などなど。自分自身でもネットや本を使ってメチャクチャ調べました。建築法で我が家は何階建てが出来るの?とか、住宅ローンって担保とか必要?など。

ある程度の知識が付いた所で母と長男に建替えを提案しました。二人の反応は「?」という表情で私の話を聞いてました。そのうちに兄が少しだけ私の話に興味を持ち始めましたが、母は「何で今なの?私が死んでから好きにしなさいよ」と、ウンザリした様子でした。

その日から私と母は少し険悪なムードでしたが、兄にも協力してもらい母の考えを少しずつ建替えの方に傾かせました。3回目の家族会議で母の「OK」が出て本格的な計画に入りました。

本当の難解は兄の同居?

我が家の問題

「3回目の建替えで、やっと納得出来る家が建つ」とよく言われますが、そんなの無理ですよね。だから建替えをする人達は、絶対失敗したくない!と思って行動すると思います。今回の建替えで一番気がかりな事が、家を出た二人の兄の存在でした。長男は独身、次男は所帯持ちだったので、財産分与の問題や建替え資金など「お金」の問題があり、それを踏まえて家族全員の合意が絶対でした。一人でも不満を持つ様な状態で建替えたら、必ず建替えなんてしなきゃ良かった・・・と後悔する事が分かっていたので、不満や考えのズレが出た時点でご破算にしましょう!が条件でした。

「で、何からやるの?」と、兄の一言。私は当時の仕事より真剣に取り組んでいた建替え計画。テキパキと今後のスケジュールを説明しました。もちろん一筋縄で行かない事が予想されたので、その問題も一緒に話しました。

長男が実家を出て約40年。正直私はあまり一緒に生活した記憶がありません。この約半世紀、別々に暮らしていた家族が一つ屋根の下で生活は出来るのか?これが最大の課題でした。お互いに生活スタイルも、考え方も出来上がっている状態で大きなハードルではないのか?と考えました。でも長男の目線で考えた時に、実家に戻る事は今後の将来や今の経済力などを先を見据えた時に悪い話ではないと考えました。

私の考えた解決策

私は、母と長男に提案したのが「3世帯住宅にする。完全に独立した部屋で水回りも付けて、玄関も3つある家にするのはどうだろう?」でした。

母と兄と私。3人は自身の生活習慣や環境が確立されています。その3人が一つ屋根の下で、同じ釜の飯を食べる なんて無理が生じます。家は完全なプライベート空間で、そこを無理矢理にしてしまったら壊れる事は目に見えて分かります。

この無駄と感じる提案でしたが、家族は賛成してくれました。むしろ その間取りじゃないと無理だと思う!と満場一致でした。

他人様が聞いたら、なんて無駄な事にお金をかけるんだろう?と思います。実際、話をした人達は全員そう言ってました。そうまでして建替えるの?と。理解をしてくれる人はいなかったですが、方向性を変える気持ちにはなりませんでした。そして建替えが決まりました。

 

あの時の気持ちは今振り返っても不思議な感覚でした。家の購入は簡単ではありません。失敗しない為にも多くの人達の話を参考にした方が良いに決まってますからね。強い決断と成功させるという責任感の塊の状態でした。逆を言えば迷いがあったら出来ないですよね。

 

次回より、具体的に家造りが始まります!

 

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satchon
当ブログにご訪問頂きありがとうございます。 自由に生きたい!本気で切実に願うアラフィフオンナ(^‐^)vです。 25年間 大手飲食店で勤務してきた経験や、日常の些細な事を気ままに語る雑記ブログです。

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