さっちょんの部屋

坂東観音巡り④

坂東三十三観音霊場の札所巡りをスタートしました。

坂東観音は関東各地に33カ所の霊場が点在していて、時期や順番は自由に選んで周れます。ネットや本を読んでみた結果、一番札所を発願として三十三番札所で結願しようと思いました。

今回訪れた札所は、さいたま市と浅草の2カ所です。

第12番 華林山 慈恩寺(慈恩寺観音)

人形の街、さいたま市岩槻にあるお寺です。このお寺は西遊記の三蔵法師の分骨が埋葬されているそうです。また徳川家康公とも縁があり、日光に行くときには岩付城やこの慈恩寺で休まれたそうです。

824年に慈覚大師という僧が開いたお寺で、この慈覚大師は伝教大師 最澄のお弟子さんだったそうです。また慈恩寺のご本尊である千手観音菩薩も、慈覚大師が彫り上げたもので慈恩寺で崇められているようです。

豊春駅より徒歩25分位の場所に位置しており、駅からバスも出ています。私が訪れた日はバスが運休だったので歩いてお寺に向かいました。駅から少し離れた所で小川を渡り、ずっと道なりに進んで行くと右側に見えてくるのですが、道中大変のどかな環境でした。家の庭で畑仕事をしている方が多く、自給自足まではいかないにしても野菜を育てて家族で食べたり、隣近所で交換したりなどの交流があるのかな?と想像していたら、ホッコリした気持ちになりました。

慈恩寺は広い敷地に山門や本堂、梵鐘、寺務所、檀家さんのお墓と大変シンプルながらも、歴史のある由緒ある風格が重みを感じるお寺でした。コロナ対策の観点からお堂には入れなかったものの、本堂の彫刻や絵は見事なもので時間を忘れるほど眺めていました。

本堂から少し離れた所に玄奘三蔵法師の石塔があり、南京から渡ってきた三蔵法師がここに眠ると考えると感慨深いものがあります。

慈恩寺よりバスで岩槻城址公園に30分弱で行けます。園内には600本の桜が植わっており、4月満開時期には大変見事だと絶賛されています。また「さいたま市の時の鐘」として岩槻城址公園から800mほど離れた場所に今でも美しい音で時を刻んでいる様です。時期を合わせて散策するのも楽しいかもしれませんね。

第13番 金龍山 浅草寺(浅草観音)

浅草観音の由来

秘仏で有名な浅草寺の観音さまです。628年に檜前兄弟が隅田川で漁をしていた網に掛かった観音さまを村主(土師中知)に見せた所、その村主の家をお寺にしてお堂を建てたのが現在の浅草寺の本堂の場所だそうです。村主は出家をし土師真中知となって浅草寺の縁起となっているそうです。※浅草寺 浅草神社のHPより

浅草神社と言えば「三社祭」です。私はお祭り大好きで神輿会に入っているのですが、昔は三社祭にも毎年参加していました。その時に「なぜ三社なのか?」と当時の爺っちゃん連中に聞いてましたが、人によって始まりの内容が微妙に違います。つまり諸説あるようで有力な話は次の通りです。

漁に出た檜前兄弟が観音さまを釣って、村主と共に観音さまを祀った。後にその3人が神となり、浅草神社で祭った為「三社」になった。釣り上げた観音さまは村主の家を寺として本堂とし、本堂の横に神社を設け三人を祀った。また三に因んで神輿も三基にし「一之宮・二之宮・三之宮」として神社で祭られている。毎年大漁をを祈願し三社祭の大礼祭が執り行われている。

浅草寺の始まりの由来はこんな感じのようです。

ご本尊様の御開帳などはありませんが、大変ご利益のある観音さまだと言われています。だから現時代にまでも皆から愛されて参拝者が絶えないんでしょうね。

私が訪れた時は日曜の午後というのもあり、大変賑わっておりました。特にインバウンドの効果もあり街全体が活気溢れていました。境内で手を合わせた後、本堂の左奥に影向堂に入り御朱印を頂きました。とにかく人が多かったので、浅草寺での滞在時間は30分位でした。

浅草はグルメの街でもあります。この日は千葉屋の大学芋と亀十のどら焼きを買う予定でしたが、千葉屋の方は売り切れていました・・・お買い求めの際は早めの時間に行かれる事をお勧めします。ちなみに亀十は買えました!

個人的に浅草の街はワクワクします!私を元気にしてくれる街です。

番外編 浅草七福神巡り

2023年元日に浅草七福神巡りに行きました!全部で9カ所あって徒歩圏内で周れます。

七福神は、大黒天・恵比寿・毘沙門天・弁財天・布袋尊・福禄寿・寿老人とされています。それぞれご利益があり、私たちの日々の暮らしに幸福をもたらす七柱の福の神です。江戸時代より信仰する人々が増えていき、19世紀に入った頃より今の七福神が定着したとされています。

浅草の七福神が祀られている社寺ですが、浅草寺・浅草神社・矢先稲荷神社・吉原神社・鷲神社・石浜神社・橋場不動院・今戸神社・待乳山聖天の9つです。

 

行くと決めた時、私の勝手な解釈でこの中から7つ行けば良いのかと思ってましたが、全部行ってこそご利益がある事を知り、慌てて周るコースを変えました。なんでも「九は数のきわみ、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩でありあつまる意味をもち、また、天地の至数、易では陽を表す」という古事に由来しているそうです。つまり「9」の数字にあやかって9社寺になったそうです。

この9社を周るのに約7㎞で、所要時間は5時間とされています。しかし私は元旦に行ったからでしょうか、約7時間かかりました。いやぁ、元旦に行くのはお勧めしません。一般的に1月1日~1月7日までが良いとされていますので、天候や日にちは前もって検討された方が良いでしょう。

また浅草の場合、色紙に9カ所の御朱印を頂きますが、真ん中に自分があやかりたい神様の御朱印が来るように9社寺を周ると良いそうです。私は日本の唯一の神様である恵比寿神が真ん中になるように周りました。ちなみに恵比寿さまは商売繁盛で浅草神社で祭られています。

来年は、また別の七福神巡りを楽しもうかな?と考えてます。

 

最後に・・・

最後まで読んで頂きありがとうございました。

番外編で浅草七福神巡りを書きましたが、七福神の魅力もそうですが、浅草の魅力は言葉で表現しきれないです。やっぱり実際に目で見て、耳で聞いて、体験してこそだと思います。

浅草、大好き!

 

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satchon
当ブログにご訪問頂きありがとうございます。 自由に生きたい!本気で切実に願うアラフィフオンナ(^‐^)vです。 25年間 大手飲食店で勤務してきた経験や、日常の些細な事を気ままに語る雑記ブログです。

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