心に刺さる言葉を、数多く残した書家 相田みつを
言葉はシンプルなのに刺さる詩が多い中で、今の私にグッサリ来た言葉を上げてみました。
その1 いつやるの?いまでしょ!
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すぐ後回しにしちゃう私の悪い癖を、見事に言い当てられた!と感じる言葉。毎日反省してマス。
「明日から始めよう」「今年こそは続けよう」なんて後回しにした人生ですが、気がつけば50歳。人生の折返しに来てしまいました。
これまでの成功者達はきっと、後回しせず日々 邁進しているから、一般人が知らない世界を見る事が出来るんですよね。今、私も見た事のない世界を見たくて努力している所です。諦めずに頑張ってます!
六根清浄
その2 弱い自分
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器の大きさを問われる詩ですが、なかなか自分の弱さを認められない私がいます。特に人付き合いで感じますが、八方美人になってしまう自分が嫌になります。そう感じて自分に正直になろうとすると我が強くなって、協調性のない自分にも嫌になってしまう、まさにこの詩通りです。
大きな失敗をした時も感じます。「身から出たサビ」浅はかな考えで起こした行動での失敗。誰かのせいにしたくなりますよね。自分の事なのに・・恥ずかしい限りです。
人間だもの
この繰り返しで、大きな器を持てる人間になるんだと信じています。
その3 人間のルール
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この言葉は常に肝に命じて生活しています。「ありがとう」と「ごめんなさい」はコミュニケーションの基本。この言葉を端折ってしまうと、人は信頼されなくなってしまうから。
特に店長時代は、より多くこの言葉を使っていたように感じます。何なら「ありがとう」と「ごめんなさい」だけで何とかなるんじゃないか?とさえ思っています。
事が過ぎてから「お礼とお詫び」を言っても嘘くなるし、弁解を始めるようじゃ誰からも信用されなくなる。立場的に言いにくい時があっても、伝えなければその立場が危うくなる事もあります。「信頼口座」は社会的資本を大きくする為に必要な口座だと教わりました。
昔、私の姪っ子達が喧嘩をすると「ケンカ両成敗」で、必ずお互いに謝らせました。どんなに些細な事でも、感謝と謝罪は忘れるな!この言葉が伝えられなかったら人間じゃない!兄弟でも忘れちゃダメ!と諭してました。
その4 私はワタシ
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たまに自分が嫌になり他人事のような扱いになってしまう、私の子供っぽい考え。上手くいかないと自棄になって、何もかも嫌になっちゃう。「どうせ自分なんか」と自分を卑下して、ふてくされる。面倒臭い大きな子供です。
誰かを羨ましく思ったり、誰かと比べて落ち込んだり。自分は自分なのに。情けないなぁ。
「一番自分を思って、一番に自分を考えているのは、誰でもない自分なんだよ」
当たり前の事なのに、言われるまで忘れている。もっと自分を大切しなきゃ、誰かを大切に出来ないし、誰からも大切してもらえない。もっと自分を認めて自分の人生の主役を張らなきゃ!
そんな事を思い出させてくれる大切な言葉です。
その5 一本道
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目指すゴールは1つだけ!なのに他所見して、あっちフラフラ こっちフラフラ。ゴールがブレるから結局 遠回りになって遠くなっちゃう。「あるある」ですよね。
少し前の自分はブレた考え方でした。「アレが良いのかな?コッチかな?もっと良いのがあるかな?」なんて、子供が店で並ぶ玩具を選んでいる位、色んな物に目移りして本当に欲しかった物が選べない!みたいな感じです。
今は情報が溢れている時代。何でもググれば答えが出てくる便利な物が身近にあります。簡単に情報が手に入る分、簡単に迷いが出るのも事実です。そこをブレない心の強さが、この詩だと思います。
「道は単純で一本 まッ直ぐがいい」
何かに夢中になれる事って幸せな事ですよね。余所見しないで前だけ見て進んで行きます!
その6 花
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最後は、私が好きな「花」に纏わる詩です。
美術館に行っても「花」の詩を読むと涙が溢れてくるんです。理由は・・
花は迷いなく自分の花を咲かせるから美しい。ただ、そこに生を受けたから花を咲かせる。ただ、それだけ。では人間の私は?私は自分の花の咲かせ方を知らない。知っていても咲かせる為に一生懸命になっていない。花に出来てワタシに出来ない。
こんな風に捉えてしまうんです。
花って強いなぁ。それに比べて人間は弱いなぁ・・って。
強く生きたい!本当に心から願う思いです。
最後に・・
以前、勤めていた店のスタッフの一言
「昔の時代から人間あるある なんですね」
何だかその一言に、フッと心が軽くなった事を思い出します。昔の人は偉大と勝手に思い込んでいたけど、きっと先人達も色んな事に悩んだり回り道をしていたんだな、と思うと安心出来ますよね。
自分がダメなんじゃなくて、誰でも持ち合わせている事なんです。そこの考え方を真っ直ぐ正せば、自分の思い描くゴールに手が届くんだと思います。
私も残りの人生「相田みつを」の言葉を胸に歩んで行きます!